「「イスラム国」の周辺国に支援は」軍事行動ではないのか

「イスラム国」の周辺国に支援するという。
安倍総理大臣は、16日から中東のエジプトやイスラエルなどを訪れ、各国との首脳会談などで、フランスで起きたテロ事件を念頭に、地域の安定に向けて、イスラム過激派組織「イスラム国」が勢力を拡大する地域の周辺国に財政支援を行う考えを表明することにしています。NHK
 この表現をどう読めばいいのだろう?
 記事の中ではこんな事も。
安倍総理大臣は、首脳会談や政策スピーチなどで、フランスで起きたテロ事件を念頭に、国際社会が過激主義でなく漸進主義をとり、民生の安定を目指して歩んでいくことが必要だと呼びかけることにしています。
そのうえで、安倍総理大臣は、みずからが掲げる積極的平和主義の下、中東地域の平和と安定に向けて、今回、訪問するエジプトやヨルダンに加え、トルコやレバノンなど、イスラム過激派組織「イスラム国」が勢力を拡大する地域の周辺国に財政支援を行う考えを表明することにしています。NHK
 「民生の安定」と言えば穏当なことになるが、定義のはっきりしない「積極的平和主義」であるならばきな臭いことになる。財政支援によって軍備増強をすることがあるのか、それが焦点だ。首相の本音はどこにあるのだろう。

 少し前の記事だが、
岸田文雄外相は23日午前(日本時間24日未明)、米ニューヨークで開催されたグローバル・テロ対策フォーラム(GCTF)閣僚級会合で、イスラム教過激派組織「イスラム国」から逃れてきた難民支援のため、イラクやシリアなど周辺国に対し総額2550万ドル(約28億円)の支援の実施を表明した。政府は8月に280万ドルの無償資金協力をすでに実施しており、2270万ドルを追加支援する。毎日新聞 2014年09月25日
 難民支援は穏当なことだろう。そして首相の発言も実はこの事かも知れない。

 アメリカが石油禁輸をしたとき、日本はアメリカから宣戦布告されたのと等しいとの主張を耳にした。それに近い発言ではないのだろうか?

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