履修単位不足問題などについて

 いじめに対する学校、教育委員会の対応や、履修単位不足に対する学校や教育委員会の対応が非難めいた報道が多々されている。ついに学校長の自殺まで起こってしまった。
高校長自殺:生徒に経緯説明…履修不足発覚の茨城・佐竹高

全校集会で生徒に報告する根本滋教頭=茨城県常陸太田市の県立佐竹高校で31日午前8時56分ごろ、原田啓之写す 履修単位不足が発覚した茨城県立佐竹高校(同県常陸太田市)の校長、高久裕一郎さん(58)が自殺したことについて、同校は31日午前、体育館で全校集会を開き、約590人の生徒に経緯を説明した。

 冒頭、根本滋教頭が「校長が自ら命を絶つという痛ましい事故が起きてしまった」と報告し、全員で黙とう。自殺の原因について根本教頭は「(履修単位不足問題と)直接に関係があるかは分からない」としながらも、「(履修単位不足が発覚した翌日の)27日に、校長は生徒への説明やマスコミへの対応に追われ、お疲れの様子だった」と振り返った。

 出席した3年の女子生徒(17)は「補習授業はさほど苦にならない。(校長先生は)思い詰めてしまったのだろうか」と悼んだ。また、1年生の女子生徒を学校まで車で送ってきた母親(54)は「自殺は非常に残念。履修不足の対応に追われていただけにプレッシャーが大きかったのかもしれません。ただ、最後まで責任を持って対応して欲しかった」と沈痛な表情で話した。【原田啓之】

毎日新聞 2006年10月31日 11時42分 (最終更新時間 10月31日 12時01分)
痛ましい事だ。
 いじめで自殺した子供たちも含め、死んで欲しくなかった。苦しい時は逃げて欲しい。逃げる事は人間の自衛権なのだ。

 履修単位不足問題だが、虚偽の報告をするなど、不正は明らかである。
 しかし本当に教育委員会、学校だけに責任があるのだろうか。 事実を並べてみよう。

1.学習指導要領で単位について必修など決められている。
2.卒業を認めるかは学校の決定になっている。
3.土曜日を休日にしたため授業時間は減っている。
4.大学入試科目は減少している。
5.高校は成果を目標とし、評価をされている。
6.私学は公立校に比べ指導は緩やかである。

 公立高校を競争させ質を上げることは間違った事ではない。問題は質とは何かだ。生徒も親も成績、進学に熱心だ。後の人生を考えると確かに重要だ。それゆえに進学率だけが重要視されこのようなことになったのだろう。

 あなたが学校の責任者だったらどうしますか。進学率を上げることが評価を高め、生徒や親が要望もする。授業時間は限られている。受験に必要な科目に重点をおきたいと思いませんか。私立高校がうまくやっている事に対抗しないといけない。
 悪い事とは知りながらしてしまうと思いませんか。

 こんな形で追い詰められている状況。この状況を作ったのは誰か。教育委員会か。
 それは真っ先に学校と教育委員会の責任だと声を上げたもの、すなわち文科省だ。先に言ったものが勝ちであり、マスコミを味方につけているものが勝ちなのだ。
 しかし、国民はしっかりした認識を持たなければならないと思う。


 上記の認識は毎日放送「ちちんぷいぷい」で放送された認識です。関西限定番組ですが、健全です。地方媒体を大切にしましょう。

この記事へのコメント

2006年10月31日 21:59
飯大蔵さんの履修単位不足問題などについての本質は文部官僚の怠慢が最大の原因と考えます。
詳しくは、ブログを見て下さい。
我々市民が出来る事をしなければこの国はどうなるのかと思います。

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